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2005年6月17日 (金)

サマータイムのつもりで

今日からサマータイムのつもりで早起きすることにした。朝の時間を活用するのにちょうどよいと思ったからだ。

きっかけは、6月12日の産経新聞に載っていた「しんぶん副読本 サマータイム効果は?」と題された記事を目にしたことだった。

周知の方も多いと思うが、サマータイムというのは、「日の出時刻が早くなる4-10月に時計の針を1時間進める」というやり方だ。朝早くから充分に明るいのだから、たとえば今の日本で午前6時となっているのを、午前5時と考えるのである。

同記事によると、この制度は現在、世界70ヵ国以上で導入されていて、経済開発協力機構(OECD)に加盟する30ヵ国の中では、日本と韓国、それに夏場は白夜となるため導入の必要がないアイスランド以外では、すべての国で実施しているという。

たしかに、午前5時の夏空はもう冬空の午前6時のように明るいから、たとえば夏の午前5時を「午前6時」と考えてしまえ-ということだろう。冬の午前5時だと空はまだ真っ暗だが、夏の午前5時ならもう充分に明るいから、それを「午前6時」と考えるということには、たしかに一理あると思う。

また、同記事によると、日没が1時間遅くなる分、照明の点灯時間を遅くすることができるから、朝夕の照明時間や冷房費などを節約でき、省エネ対策にもつながるとも言われているそうだ。

実を言うと、以上のようなサマータイムの効用について、上記の新聞記事に出会うまでは、私もあまり深く考えたことはなかった。去年の夏、米国ソルトレークシティで行われたモンペルラン協会(The Mont Pelerin Society)の世界大会に参加したが、そのときに時計を合わせる必要上、「時計の針を1時間進めるというやり方らしい」ということを単に知っていただけである。

しかし、よくよく考えてみると、この研究日記上で「私の研究時間帯」と題して以前に書いたように、早朝の時間を少しでも有効に活用したいと思っている私のような人間には、このサマータイムのやり方が大変便利であることに気がついた。たとえば今の午前4時を「午前5時」と考えると、その時間に起床することが、心理的にずっとラクになるだろう。また、たとえば今の午後9時を「午後10時」と考えることによって、「早く就寝しよう」と思うこともできるに違いない。

要するに、早寝早起きがより一層しやすくなると思うのである。

とはいえ、日本でそれが今すぐ導入されるかどうかは分からない。省エネの観点から、いま改めて注目を集めつつあるらしいが、反対の人も少なくはないようだ。

同記事によると、賛否の割合は、環境省の調べで、「賛成」13.5%、「条件が整備されれば賛成」46.2%、「反対」20%、「分からない」20%というものらしい。

「過半数が賛成だから、ほどなく導入されるはずだ」と考えることもできるかもしれないが、反対20%というのは決して少なくはない割合だ。この反対派が熱心に、強力に反対し、その一方で割合の上では過半数の賛成派がその熱心さでは劣るということになったならば、政治の世界では逆に「反対」という結論に落ち着くということもありうるだろう。

しかしながら、制度的に導入されるまで待つには及ばない。まずは自分個人として行動すればよいのだ。実際に今日は、授業の準備の必要上、ためしに午前4時半に起床してみたが、外は充分に「午前5時半」のように明るかった。夏の朝はほんのり涼しくて、本当に爽やかだ。鳥もすでにさえずっていた。文字通り、“The early bird catches the worm.” ――「早起きは三文の得」――というわけである。

そんなわけで、これからは“サマータイム”のつもりで、毎日の生活を送ってみようと思う。はたしてこれが続くのかどうか、その結果や如何に……これについては、また後日報告することにしよう(楽しみにしていて下さい!?)。

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