« 苦手意識から脱却しよう!:政治学概論(名張)は入門レベルです | トップページ | チャンクでつなげていく英会話:『英語感覚が身につく実践的指導』を読む »

2006年6月25日 (日)

日本サッカーの未来

ここのところ硬い話題ばかりが続いていたので、今日は、やわらかい話題で書こうと思う。それは、日本代表の敗退が決まった今回のワールドカップサッカーのことである。

学生諸君の中には、もしかすると、「日本のサッカーはダメだ…」という思いに打ちひしがれた人も多かったかもしれない。それが、ひいては、いつの間にか日本人全体に対する劣等感に、そして日本人の1人である自分自身への劣等感へと知らず知らずのうちにつながってしまっているかもしれない。

しかし、もしもそうだとしたら、ちょっと待ってほしい。「そんなに結果を焦る必要はないでしょう。もっと長い目で、日本サッカーの成長を見守ってあげましょうよ」と私は言いたいのである。

よく考えてみよう。今回、日本の出場は3回目である。日本のサッカーの歴史は、たとえば今年3月のWBCで優勝した野球に比べて、まだまだ浅い。日本サッカーの成長は、まだまだこれからだと思うのだ。その成長プロセスの一環だったと思えばよいのである。

また、今回の結果を受けて、接触プレーなどのときの、日本サッカー選手の身体の弱さ、体格の不充分さが指摘されているが、私自身は、日本人だからといって、必ずしも小柄で線の細い選手しか出てこないとは思わない。というのも、日本の伝統的な競技である柔道や相撲において、日本は既に頑強な選手を多々輩出してきているからだ。

そういう意味では、これからの日本サッカー選手は、身体の強さをもっと鍛えるために、日本のお家芸たる柔道や相撲からたくさんのことを学べるだろうと思うのである。そうして、大柄で屈強な選手も出てくれば、たとえばその選手がポスト役として最前線で身体を張り、くさびのボールをもらって相手をひきつけているうちに、その横を小柄で敏捷な選手がすばやくボールをもらってゴールする、といったプレーも可能となるだろう。

その意味では、現在の日本サッカー代表チームは、一部の選手を除いて、ほぼ全員が小柄で敏捷なタイプに偏りすぎていたのかもしれない。つまり、選手のタイプに多様性が欠けていたのである。柔道や相撲などからも学びつつ、大柄で頑強な選手がもっと多く出てくれば、日本の現在のよさである器用ですばやいパス回しの技術がもっともっと生かされることにもなるだろう。

要するに、今回の結果だけで、日本サッカーを見限ることはないと思うのである。もっと長い目で、日本サッカーの成長ぶりを見守っていこうではないか。日本の個性を生かした世界レベルのサッカーを実現していくことは、年月のかかることかもしれないが、きっときっと、可能なのだから…。

だから今回の結果にガックリきた学生諸君も(私もその1人である。やはりあの結果には非常にガッカリした)、そんなに気落ちせずに、気を取り直して、日本サッカーの成長をこれからも見守り続ける気持ちになってほしい。そして、そういう気長な成長を、自分自身に対しても期待して、地道に一歩一歩、喜んで、努力を重ねていってほしいのである。

山中 優

|

« 苦手意識から脱却しよう!:政治学概論(名張)は入門レベルです | トップページ | チャンクでつなげていく英会話:『英語感覚が身につく実践的指導』を読む »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 苦手意識から脱却しよう!:政治学概論(名張)は入門レベルです | トップページ | チャンクでつなげていく英会話:『英語感覚が身につく実践的指導』を読む »