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2006年6月24日 (土)

苦手意識から脱却しよう!:政治学概論(名張)は入門レベルです

政治学概論(名張)の受講者諸君へ

前々回の記事で、「困難と見え、努力を要することにこそ、やり甲斐がある」と述べた。とはいえ、それぞれの成長段階というものはあるから、たとえば小学生にいきなり「この専門的な英書を読破せよ」などという課題を与えることは、はなはだ不適切ということになるだろう。小学生には小学生向けの、中学生には中学生向けの、高校生には高校生向けの、大学生には大学生向けの、適切なレベル設定を行なうことは、教員として細心の注意を払って慎重に行なわなければならない事柄である。

しかし、政治学概論(名張)に関して言うならば、そこで設定されているレベルは、実は、高校を出たばかりの大学1年生を想定した「入門レベル」なのである。

以前に授業中にも一度話したことがあるが、注目してもらいたいのは、テキストの書名と、テキスト表紙の左下に表示されているマークの色である。

テキストの書名をもう一度よく見てみよう--そこには『はじめて出会う政治学』と書いてあるはずだ。つまりこのテキストは、「まえがき」のiiiページ冒頭に書かれてあるように、「どのような話題から始めれば、高校を出たばかりの学生たちを政治学の講義に引きこめるのだろうか」という問題意識のもとに、内容をわかりやすくするために大変苦心を重ねて書かれた書物なのである。

また、このテキストは「有斐閣アルマ」というシリーズのなかの一冊であり、このシリーズには4段階のレベル設定がされているが、この『はじめて出会う政治学』の場合は、その一番初歩のレベルに設定されていることを示す、赤色のマークがついているのである(表紙の見返し部分で各自確かめられたい)。

したがって、決して、諸君が思っているほどには、本当はそんなに難解な内容ではないのである。

にもかかわらず、諸君の中で「難しい…」と感じている人がいるとすれば、やはりそこには一種の苦手意識が働いてしまっているからではないかと思われる。その奥には、いつのまにか諸君の心のうちに巣食ってしまっている何らかの“劣等感”のようなものが横たわっているのかもしれない。その苦手意識、劣等感が、諸君のうちに潜む巨大なる潜在能力にフタをしてしまっているのである。

政治学概論(名張)の設定レベルは、客観的に言って、大学で学ぶ政治学における最も初歩的なものである。したがって、決して、今の諸君の成長段階に不相応なまでに高度・難解なものではないのである。

したがって、諸君が試験勉強に取り組むにあたっては、「決して今の自分には太刀打ちできないような不相応なレベル設定はされていない、むしろ努力すれば必ず到達できるような、ちょうど良いレベル設定が為されているのだ」ということに安心して、喜んで意欲的に試験勉強に取り組んでもらいたいと思う。

山中 優

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コメント

今から勉強開始します(^^)聴講券の裏にも書かせていただきましたが、授業を受けてから前よりは政治の世界に興味を持つことができました。
確かにまだ苦手意識がどこかにあるのかもしれませんが、理解すれば「あ~こんなことだったんだ」と楽しくなります。
教科書のTea Breakのところをたまにパラパラと読んでいても何度か読んでいるうちに理解できて、意外に簡単なこともあるんだと気づきます。
さて、テスト勉強頑張りますッ!!

投稿: N.ゆかり | 2006年7月14日 (金) 21時35分

N.ゆかりさん、

コメントありがとう。どうぞ楽しく練習して下さいね。

投稿: 山中 | 2006年7月14日 (金) 22時18分

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