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2006年7月24日 (月)

過程を楽しむということ

おかげさまで、体調がずいぶん戻ってきた。自然治癒力のありがたさを痛感している。

ところで、今回体調を崩した心の原因を反省してみて、今日新たに気づいたのは、「焦りすぎていた」ということである。博士論文の脱稿へ向けての最終作業の完成を、精神的に急ぎすぎていたのである。

しかし、物事の実現にはプロセスがつきものだ。段階を踏んで、ある一定の時間をかけていかないことには、物事は実現していかないのである。そのプロセスを少しでも早めよう、縮めようと、いつの間にか焦りすぎてしまっていたことが、今回のカゼひきの精神的原因だったように思う。

私の愛読書の一つに、ジョージ・レナード著(中田康憲訳)『達人のサイエンス』(日本教文社)という本がある。平成6年に発行された本だが、今でも時々ひもといて読んでみることがあるぐらい、私にとって精神的支えになっている本の一つである。

この本に書いてあることは、要するに「人生における成功や理想の実現になにか王道があるとするなら、それは終わることのない長期のマスタリーのプロセスにある」(4頁)ということだ。このマスタリー(Mastery)というのは、「初めに困難であったことが、練習や実践を重ねるにしたがい、しだいに簡単で楽しいものに変わっていく不思議なプロセス」のことである(2頁)。

要するに最近の私は、博士論文の脱稿へ向けた最終作業において、このプロセス自体を楽しむ、という心の余裕が欠けていたのである。

こう気づいてみると、心がスゥーッと軽くなった。ともするとこのプロセスが苦しみであるように思ってしまうこともあったが、これからはもっともっと、この「過程を楽しむ」ということを心がけていきたいと思う。

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