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2006年8月 2日 (水)

歯医者さんに通っています(2)

本欄の6月29日の記事に書いたように、私は現在歯医者さんに通っているが、今日も行って来た。6月中旬に通い始めて以来、これで6回目である。

最初に痛みを感じたのは右上の奥歯だったが、この際、悪いところがあれば全部治しておきたいと希望を出したところ、右下と左上の奥歯にも虫歯があったので、治療を重ねているのである。今日は左上の奥歯の治療をしてもらった。お盆前にもう一度、8月10日の午前中に行くことになっている。

それにしても治療を受けるにつれて思うのは、ぜひ読者の皆さんに歯を大切にしてほしいということだ。私の場合、あまりひどい虫歯ではなかったにもかかわらず、今日まででもう6回、月日にしておよそ2ヶ月にわたって、通い続けることになった。その1回1回の治療にもそれなりの時間がかかる。その間、口をあんぐり開けておくのは、なかなか大変である。もちろん、適宜うがいをさせてくださるから、治療中ずっと開けっ放しにする必要はないのだが、それでもしばらくの間開け続けていなければならないのである。これがもし、もっとひどい虫歯だったとすると、もっと大変だったにちがいない。

それに、今日、歯科衛生士の方に言われたことは、「歯を治したとは思わないで下さい」ということだった。

どういうことかというと、そう思って油断していると、まだ残っている歯と詰め物との“境い目”から、2次的にまた虫歯になってしまうケースが少なくないからである。顕微鏡で見ると、その“境い目”は「くぼみ」になっており、そこが虫歯菌にとってちょうどよい住家になるのだという。したがって、虫歯の部分を削って詰め物をしたところは、今後も特に注意して丁寧に磨いてやる必要があるのである。

「歯を治したとは思わないで下さい」という先ほどの歯科衛生士の方のお言葉のもう一つの意味は、「歯を治したのではなくて、実は歯を崩していっている」ということだ。当然のことながら、虫歯部分を削ってしまったら、もう元には戻らない。この世での寿命を全うした後、生まれ変わりがあるとしたら(私自身はそう信じているのだが)また新品の歯を授かるのだろうが、今生ではもう二度と元に戻らない。しかもその削った部分に詰められたところとまだ残っている歯との間の境い目は、2次的にまた虫歯になりやすい部分なのである。やはり詰め物をした歯は、もともと授かっていた自然の歯には到底かなわない、というわけだ。

今回いろいろと聞かれたのは「甘いものは食べてませんか? 甘い飲み物はいかがですか? 飴などはどうですか?」ということだ。幸い、私の場合は甘いものは飲みも食べもしない。飴も自分からなめることはない。たまに学生諸君から「先生どうですか?」といって差し出してくれるのを、その好意はうれしいから、そのときにもらっているぐらいである。

ただ、歯の健康のためという観点からすれば、気になるのは学生諸君の中で飴をなめている人が結構多いということだ。飴の場合、ジュースなどとは違って、ある一定の時間ずっとなめていることになるから、虫歯予防という観点からすると最もよくないそうである。その場合、すぐに歯を磨くのが望ましい。なめないに越したことはないが、少なくともその後すぐに歯を磨く方がよいだろう。あるいはせめて、すぐにうがいで口をゆすいでおくことだ。

私がある日の昼休みに歯を磨いていたら、それを見た学生に「先生、小学生みたいですね」と言われたことがある。「そうかい?」と言ってその場では笑って答えたが、あとで気になったのは、もしかすると、「お昼に歯磨きするのは小学生がする幼稚なこと」というイメージがあるのではないか、ということだ。

しかしそれは、もしかすると、むしろ小学生まではきちんと歯磨きしていたのに、いつの間にか、それをしなくなった、というだけのことではないか? その積み重ねがいつか虫歯となって現れるのである。いますぐに痛くなって困らなくとも、大事にしていないと、いずれ虫歯で困ることになるのである。

だから、これは特にまだ若い学生諸君に是非ともお勧めしておきたいのは、自分の歯をもっと大切にすることだ。そんなにひどくなかった今回の私の場合でさえ、これまでの歯の手入れにまだ“甘さ”があったために、歯と歯の間から静かに虫歯が進行していたのである。その結果、現在、治療に行くたびに口をあんぐりあけていなくてはならなくなっている。

どうぞ皆さん(特に学生の皆さん)、歯を大事にしてください。携帯電話だけではなしに、歯ブラシセットも携帯されてはいかがだろうか? それから、あまり飴もなめすぎない方がいいと思います。

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コメント

飴を頻繁に食べる私にとって軽く胸が痛みます(笑)
確かに歯って朝と夜、または何かの前(笑)にしか磨かないんで、昼は何故かパッと印象にないですね。
この前は銀歯のところに虫歯が出来て唸っていたころがありました、たまりませんね。

投稿: N.ゆかり | 2006年8月 3日 (木) 20時46分

N.ゆかりさん、

お互いに歯に感謝して、大切にしていきましょうね。考えてみれば、毎日ご飯をおいしくいただけるのは、歯のおかげなのですから…。“ありがたい”という思いがあれば、自然と歯磨きができていくと思います。

投稿: 山中 | 2006年8月 4日 (金) 09時10分

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