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2006年11月17日 (金)

ただいま校正作業中

最近、本欄の更新が途切れ途切れになっているが、それは、前回の記事にも書いたように、現在、校正作業に専念しているからである。論文の校正ならこれまでに何度も経験しているが、本1冊分の校正は初めての経験なので、かなり慎重になっているのが自分でも分かる。

いま行っているのは初校の校正である。基本的には誤字脱字のチェックの作業のはずなのだが、初校に限っては、ある程度の加筆も認められている。本書中で取り上げているハイエク研究者の人物紹介を加筆することは編集者の方も了解済みであるが、それ以外にも、著者として、その主張内容をより明確にするために、少しだけさらに加筆させていただく箇所も出てきた。

脱稿したときには、文章内容それ自体としては、すべて「書き切った」つもりだったのだが、いま改めて読み直してみると、必ずしも意を読者に伝え切れていない箇所もいくつか目についたのである。それで、その箇所についても、少し加筆している。

それにしても、この初校での加筆作業をしていて分かることは、私がこれまで、ハイエクの政治思想体系の全貌をつかみ、それを表現するために、自分なりにいかに労力を費やしてきたかということだ。ハイエクの思想体系は複雑な陰影に富んでおり、単純な断定を許さないものであるがゆえに、その全貌を正確につかむために、非常に多くの時間を要してきた。その過程で研究に取り組んでいる自分の姿が改めて思い出されてきて、なかなか感慨深いものがあったのである。

とはいえ、そんな感慨にいつまでも浸っているわけにもいかない。ここまで来た以上、自分のハイエク研究を一日でも早く世に問い、その真価の判断を読者に委ねなければならないからだ。このあとも初校の作業を着実に進め、出版作業の円滑化に貢献したいと思う。

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