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2008年4月16日 (水)

基礎演習Ⅰ(4/16)のおさらい

名張学舎 基礎演習Ⅰe(担当:山中優)の皆さんへ

本日1講時目の授業で予告しておいたように、復習に役立ててもらうために、基礎演習に関しては、その日の授業内容の概要を、その都度、ここに書いていくことにする。受講者諸君にどれだけ伝わっているか、この場で確認しておきたいからである。

今日は、『よくわかる学びの技法』22~23ページ記載の「目次を読む」という技法を使って、『民主主義という不思議な仕組み』第1章の1と2の読み取り練習を行なった。そこでの読み取りのポイントをおさらいしておくと、それは次のとおりである。

(1)珍しい政治の仕組み
①この「珍しい政治の仕組み」とは、何を指すのか? 民主主義のことか?
②なぜそれは“珍しい”のか?

(2)ペルシャ vs. ギリシャ--「自由」の理解の違い
①この両者の間で、「自由」の理解は、どのように違うのか?

以上のポイントの答えを簡潔に記しておくと、それは次のとおりであった(授業ではさらに詳しい説明を行なったが、ここには要点のみを書いておくことにする)。

(1)①民主主義のこと。②歴史において支配的だったのは、独裁政治、専制政治、君主政などのように、一人の人間に権力が集中する政治体制だったから。

(2)①ペルシャ式の自由は「放任状態」を意味していた(そこから恐怖によってのみコントロールできるという考え方も生まれてきた)のに対して、ギリシャ式の自由は「法の下での自由」を意味していた。

以上が本日の授業で学んだことだったが、受講生諸君の手応えはどうだっただろうか? コメントを寄せてもらえれば幸いである。

追記
コメントを寄せてもらう場合、お互いの信頼関係のために、本名を名乗ってもらうことを希望しますが、それはちょっと恥ずかしい…という方は、ハンドルネームでもOKです。ただし、その際には、別に私宛のメール(アドレスは下記※の通り)も送ってもらい、「このハンドルネール○○は、実は◇◇◇のことです」と本名を名乗って下さい。お互いの信頼関係のために、ご協力をお願いします。

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コメント

山中優 先生

昨日はどうもありがとうございました。そして、ご馳走さまでした。結構長い時間ご一緒させていただきましたが、楽しいひとときでしたのでアッという間でした。大学教員として、研究者として、そして、父親としてのお話を楽しく、そして興味深く聞かせていただきました。それと、山中先生のお兄さんの話には驚きでした。しかし、それぞれの道で一流プレイヤーであるとは、まったく恐ろしく優秀な兄弟です。


それはそうと、先生の基礎演習クラスはペルシア戦争を題材に政治の勉強ですか。もし、そうなら個人的に非常に興味があります。私はペルシア戦争の中でも特に「テルモピュライの戦い」が好きです。この戦いがあったからこそ、「サラミスの海戦」、「プラタイアの戦い」でギリシアが勝利したと―素人考えですが―思います。私は、スティーブン・プレスフィールドの「炎の門―小説テルモピュライの戦い」を読んで「自由」というものの重みを知りました。小国ギリシアが、なぜ大国ペルシアを破ったかということも、時代に翻弄される人間たちの悲しさも…。本当に素晴らしい小説で、登場人物の台詞のひとつひとつが、まるで宝石を散りばめたように輝きを放ち、私の心に突き刺さりまくりました。私は市大のとある授業で、この小説をテーマに1万字以上のレポートを書いたこともあります。山中先生の下で「ペルシアvsギリシア」、「民主主義、専制政治」…ウーン、できることなら、是非私も山中ゼミでお世話になりたい!


山中先生のゼミの皆様、どうぞ山中先生指導の下で楽しく且つ、有益な時間をお過ごし下さい。私も皆さんと同じ学生です。お互いに「単位のための勉強」ではなく、「自身の価値を高めるための勉強」を心がけましょう。そして、そのような勉強なら山中先生の指導がピッタリと思います。大学で仲間と共に思う存分勉強が出来るなんて本当に素晴らしいことではないですか。


さあ、Sよ、われわれも授業にゼミに、集中して頑張るぞ!授業では寝るときがあるかも知れぬが、ゼミではレジュメ職人としての私の実力をお見せしよう。


自分が受講した先生と食事をしながらゆっくりお話させていただけるというのは誠に学生冥利というものです。飲み会のためだけにわざわざ天王寺までご足労いただきましてありがとうございました。山中先生、またお会い出来る機会があれば宜しくお願い致します。


敬具

投稿: 阪市大Ⅱ部生 | 2008年4月19日 (土) 14時12分

阪市大Ⅱ部生さん、

こちらこそ、ありがとうございました。楽しいひとときでしたね。

私の方こそ、受講生の皆さんが、すでに社会に出て働いておられるにもかかわらず、「やはり勉強したい!」と一念奮起され、勉学に熱心に励まれているご様子を拝見し、心を打たれておりました。それとともに、大学教員としての責任の重さを改めて認識した次第です。大阪市立大学に非常勤に行かせていただき、私も本当に良かったと思っています。

こちらの基礎演習Ⅰでは、ペルシャ戦争そのものを本格的な題材にしているわけではありませんが、ペルシャ戦争の話は、テキストにしている次の書物の第1章で取り上げられています。

佐々木毅『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書、2007年刊)

若い人のために書かれた政治入門書ですが、わが国の政治学第一人者の手になる書物であるだけに、平易に書かれていながらも、やはり含蓄の深い書物だと思います。

ともあれ、またお会いできるといいですね。そのときを楽しみにしています。

投稿: 山中 | 2008年4月22日 (火) 12時22分

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