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2009年12月24日 (木)

エレベーターではなく階段で

最近また、エレベーターではなくて、階段を使うようになった。私の研究室は研究棟の最上階の4階にあるのだが、その4階まで、エレベーターではなく階段を使って上るようになったのである。最近「また」と書いたのは、以前はそうしていたのを、この10月以降はやめて、エレベーターに頼ることが多くなっていたからである。

そもそも階段を使うようにしていたのは、もともとは健康のためだった。日頃の運動不足を少しでも解消しようと、階段を上っていたのである。ところが、この10月以降は、仕事の多さに少々気疲れしてしまい、その結果、エレベーターに乗るようになっていたのだった。

しかし最近また、階段を使うようになった。だがそうしようと改めて決意したのは、健康上の理由からだけではない。むしろ、主な理由はまた別のところにある。

もともと健康上の理由から階段を上り始めていたのだったが、毎日それを続けているうちに、いつのまにか、もう一つの理由が後から付け加わるようになっていた。それは、「一歩一歩、着実に…」と自分に言い聞かせるため--という理由である。

そもそも仕事というのは、一足飛びにはいかないものである。特に研究の場合は、一歩一歩着実に、歩みを進めていくしかないものだ。そのことを自分に言い聞かせるためにも、階段を使っていたのだった。「そういえば、そうだったな…」ということを、最近ふと思い出したのである。

最近それをふと思い出したのは、おそらく、大きな仕事が一段落したからである。ハイエク政治学論集が刊行されたし、年度内の授業もゴールが見えてきた。要するに、研究の面でも授業の面でも、次の段階に進むべき時が来たのである。

その次の段階へと新たに進むべきことを思った時、「初心に帰ろう」と決意した。そうすると自然に、「また階段を上ろう」という気になったのである。

また階段を使い始めると、なかなか気持ちがよかった。一歩一歩、段を上がっていくときに両脚にかかる負荷も、自分を強くしてくれているようで、かえって心地よい。こんな風に、研究も一歩一歩、着実に進めていけばよいのだ--そう自分に言い聞かせながら、今日も階段を一段一段上っていったのであった。

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