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2011年6月23日 (木)

原発がなければ電力不足?

「今夏は電力不足の危機」という叫び声がよく聞こえてくるが、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也(いいだ てつなり)氏は、ダイアモンドオンラインの次の記事で、「そんな心配は不要」と論じている。

http://diamond.jp/articles/-/12623

飯田氏がこの論説文の最後で述べているように、「今夏は電力不足の危機」という叫び声が発せられているのは、浜岡原発以外の原発を止めたくないがためのプロパガンダかもしれない。

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2011年6月 2日 (木)

IVR神戸記念レクチャーがD・ミラー教授を招待して開催

法哲学・社会哲学国際学会連合(IVR)日本支部は、1987年に神戸で開催された第13回IVR世界大会を記念して、3年ごとに「神戸記念レクチャー」を開催してきているが、今回の第10回神戸記念レクチャーでは、英オックスフォード・ナフィールドカレッジのデイヴィッド・ミラー教授を招いて、この7月に開催される。ミラー教授の紹介等については、下記のサイトに書かれている。

IVR第10回神戸記念レクチャー

今回私は、この名古屋セミナーで、3人のコメンテーターのうちの一人を務めることになっている。名古屋セミナーのテーマは「グローバルな正義・グローバル資本主義・市場社会主義」であるが、私がコメントするのは、ミラー教授の市場社会主義についてである。

ハイエクと比較した場合、私にとって興味深いのは、自由観や社会正義についての考え方においては鋭く対立しているにも関わらず、市場のもたらす結果が人間の制御できる範囲を超えた偶然(luck)によって左右されるのは不可避だと認める点で、実は両者が共通していたという点である。人間活動の集合的結果からの疎外は市場経済の特徴であり、市場社会主義といえどもこれを避けることはできない。マルクスの言葉を使えば、人間は「疎遠な力のおもちゃ」the play thing of alien powerに転ずる危険性を持つというわけである。

コメントペーパーはすでに実行委員会に提出したので、あとは名古屋セミナーの当日(7月4日中京大学にて)を待つばかりである。それまでに残された期間も有効に使い、当日のディスカッション(英語)に備えたいと思っている。

なお、最後に付言すれば、この第10回神戸記念レクチャーにおける一連のレクチャー・セミナーは、いずれも参加無料、事前申込も不要である。詳しくは上記の公式サイトを参照されたい。

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