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2013年12月 8日 (日)

転身について

前回の記事以来、かなりの月日が経ってしまっていたが、今日は重要な報告があり、半年ぶりに本ブログを更新することにした。

その重要な報告というのは、私の転身についてである。

平成10年度より現在に至るまでの16年間、皇學館大学に所属してきたが、その皇學館大学を今年度末(すなわち平成26年3月31日)を以て退職し、宗教法人「生長の家」の国際本部というところへ移籍することになった。地球環境問題の解決に貢献するための決断である。

このことは、数か月前にすでに正式決定していたことだが、もうそろそろ本欄でも公表してよい頃だと考え、ここにご報告する次第である。

私の研究関心が「市場をめぐる政治・経済思想」にあることは、本ブログの読者ならご存知だろう。すなわち、市場の必要性は認めつつ、市場が人間および自然環境に対して暴力的な作用を及ぼすことがあるという問題を思想的に探求していきたいという研究関心である。

これまでの私の研究業績は、もっぱら「市場と人間」の関係について考察したものであった。しかし、本ブログでは、地球環境問題のことについても折に触れて文章を書いてきた。そのことは読者の方々もご記憶かもしれない。

特にここ数年は、異常気象の兆しが全地球的にますます深刻となりつつある。そのような昨今の状況を見るにつけ、「市場と自然環境」の問題を本格的に探求するとともに、地球環境問題の解決に少しでも実際に貢献していきたい、という思いを心ひそかに強めていたのである。

実を言うと、私は祖父の代から生長の家を信仰している家に生まれた。そして、母を通じて生長の家を伝えられ、24歳の頃からその信仰を糧に人生を生きるようになっていた(ちなみに、私の妻との結婚も、その生長の家の信仰を縁としたものである)。

その生長の家では現在、全教団を挙げて地球環境問題に取り組んでおり、その運動を国際的に展開している。また、2011年に設立された「宗教・研究者エコイニシアティブ」(Religious and Scholarly Eco-Initiative)にも参画し、環境問題に関心のある宗教家や研究者とともに、現在の環境危機を克服するための活動を展開している。

その生長の家の国際本部はこれまで東京・原宿にあったが、八ヶ岳南麓の山梨県・北杜市に“森の中のオフィス”を建設し、今年の10月より本部機能をそちらに移して、自然と共生する新たな文明の構築を目指す運動を展開している。その“森の中のオフィス”が来年4月からの私の職場である。したがって、私たち夫婦と一人娘(10歳)の家族三人で、山梨県・北杜市へと転居することになる。

昭和44年2月生まれの私は、来年の2月で45歳になる。ちょうど人生の半分ぐらいだろう。残りの後半生を、生長の家の信仰に基づいた地球環境問題の解決に捧げる決意である。

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